解決済 109I56 03.血液

Hb値

この問題ではHb値が極端に低下していますが、実際に紫斑だけで貧血をきたすことはあるのでしょうか。
他の要因があって低下しているのでしょうか。
原因がわかれば教えていただけると幸いです。
またこの場合の治療で輸血は行いますか?

回答5件

  • 機序の順序が逆ではないでしょうか貧血によって紫斑は十分に起こりえます。
    この場合というのはこの問題の場合のことでしょうかでしたら紫斑の原因かつ貧血になっているのも後天性血友病が原因と考えられるのでⅧ因子の投与又はAPTTの投与が1stです
    それでも上昇が見られない場合はRCC投与は考慮できると思います

    • ご回答ありがとうございます。
      貧血によって紫斑が現れるのはなぜかが分かりません。
      紫斑の原因が後天性血友病だというのは理解ができるのですが…
      後天性血友病によりAPTTの延長が認められ、出血症状をきたした結果紫斑や筋肉内出血が起こり、そして貧血を起こすと推理したのですが、それだけでこのようにHbが6g台まで減少することに驚きました。
      せいぜいHb値10gだろうと思っていましたので。
      治療に関しての回答もありがとうございます!

    • MCVとMCHCを計算するに、正球性正色素性貧血です。ここでまず考えるのはやはり出血性の貧血、次点で腎性貧血、溶血性貧血だと思います。問題分から凝固機能低下はほぼ間違いないですから出血性の貧血で良いと思います。ここで、なぜHbがそこまで下がるのか?がysysさんの質問でしたが、私個人の意見で恐縮ですがもしかしたら消化管出血や、他の部位での出血も考慮すべきなのではないかと考えました。記載されているのは主訴と検査結果、さらには写真のみで、直腸診や他の身体検査の結果は書いていないのでysysさんの疑問がこの問題のあとに議論される可能性は十分あると思います!
      長々と書いてしまいましたが、私は他の部位の出血を疑ってますし、今後精査すべきだと思います〜!

    • ご回答ありがとうございます。
      消化管出血なども疑って精査する必要があるのですね!
      それなら納得です。ありがとうございます!

  • 109G20を参考にしてもらいたいのですが紫斑は貧血や1次止血でも起こりうるし凝固因子の異常、血管壁の異常いずれでも起こりうります
    https://clinicalsup.jp/contentlist/1426.html
    参考になれば幸いです

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  • 問題参照 109I56

    68歳の男性。左下肢の紫斑を主訴に来院した。2週前から左下肢に紫斑が出現し徐々に拡大した。1週前から左下肢に疼痛も自覚するようになったため受診した。これまでに出血症状の既往はない。意識は清明。体温36.4℃。血圧154/88mmHg。腹部は平坦、軟で、圧痛や抵抗を認めない。血液所見:赤血球210万、Hb 6.8g/dL、Ht 20%、白血球6,400(桿状核好中球6%、分葉核好中球54%、好酸球2%、単球6%、リンパ球32%)、血小板30万、出血時間3分20秒(基準7分以下)、PT 90%(基準80〜120)、APTT 64.7秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン256mg/dL(基準200〜400)、血清FDP 4μg/mL(基準10以下)。凝固因子検査の結果は第VIII因子活性6%(基準78〜165)、第IX因子活性92%(基準67〜152)、von Willebrand因子活性は正常であった。左大腿から膝関節部内側の写真を別に示す。
    最も考えられるのはどれか。
    • a 血友病A
    • b 血友病B
    • c 後天性血友病
    • d 播種性血管内凝固〈DIC〉
    • e 免疫性血小板減少性紫斑病
  • 関連トピック

    なし