解決済 103A38 11.産婦人科

成熟嚢胞性奇形腫について

成熟嚢胞性奇形腫では
脂肪成分が脂肪抑制T1強調画像で低信号はわかるのですが、なぜ下半分あたりにある水成分までもがT1強調画像で高信号になっているのでしょうか?

回答2件

  • 脂肪成分が抑制されるため、相対的に高信号に見えるのだと思います。

  • ウィンドウ幅とウィンドウレベル(WW/WL)の違いではないでしょうか。

    画像BではAよりWLを下げることで、相対的に水を高信号としています。現に臀部の筋肉(水に近い信号を示します)は画像Bの方が白っぽいですよね。

    問題製作者はWW/WLを調整して、抑制されて低信号になった脂肪(腫瘍上半分)との対比を鮮明にしたかったと考えられます。

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 103A38

    28歳の女性。突然の下腹部痛を主訴に来院した。月経周期28日型、整。月経痛はない。内診で骨盤内に新生児頭大の可動性のある腫瘤を触知する。免疫学所見:CA125 24 U/mL(基準35以下)、CA19-9 98 U/mL(基準37以下)、SCC 1.2 ng/mL(基準1.5以下)。骨盤部単純MRIのT1強調像(A)と脂肪抑制T1強調像(B)とを別に示す。
    診断はどれか。
    • a 黄体嚢胞
    • b チョコレート嚢胞
    • c 漿液性嚢胞腺腫
    • d 粘液性嚢胞腺腫
    • e 成熟嚢胞性奇形腫
  • 関連トピック

    なし