質問を読んで気になったので調べてみました。
参考文献のp.86あたりにむずむず脚症候群とフェリチンについて記載があります。
むずむず脚症候群のタイプによってはフェリチン(鉄代謝)との関連が強いものがあるそうです。
そういった患者群に対する治療としてはドパミン受容体作動薬などの前に鉄代謝異常の治療をすることが勧められています。
なので治療ガイドラインに厳密な作問者が「本問においては鉄代謝は病態とは切り離して考えてよいので、安心してドパミン作動薬を1stに選んでください」というメッセージをこめてわざわざ書いてくれたのかと思います。
なるほど!ありがとうございます、納得いたしました
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67歳の女性。不眠を主訴に来院した。1か月前から夜になると両足に虫が這うような不快な感覚を自覚していた。この不快感は安静にしていると増強するが、足を動かすことで軽減する。かかりつけ医からは経過をみるように言われたが良くならず、足を動かしたい欲求が強く寝つけなくなり受診した。四肢の筋トーヌスは正常で筋力低下を認めない。腱反射は正常で、Babinski徴候は陰性である。感覚障害と小脳性運動失調とを認めない。歩行に支障はなく、日常生活動作にも問題はない。血液生化学検査では血清フェリチンを含めて異常を認めない。
適切な治療薬はどれか。