解決済 113D38 08.消化管

悪性腫瘍の転移を探すための腹部超音波

お世話になっております。
タイトル通り、悪性腫瘍の転移を探すためにCT,MRIは行われると思いますが、腹部超音波で転移を探すというのは実際行われているのでしょうか。
本問ではあきらかにCがアカラシアの検査なので選べるとは思いますが、昔解いた問題で「腹部超音波で転移を探す、というのは現実的ではない」というものがあったような気がして、質問させていただきました。

回答5件

  • 他社ですがテコムの去年行われた模試を解く機会があり、そこでポイツイエーガーの症例にて消化管の悪性腫瘍を検索するために腹部超音波検査を行なっても診断にはならないという解説を見ており、私の通う大学の消化器専門医からも同様の解答を得ました。
    よって超音波検査はやはり簡便ではあるが悪性腫瘍には他にももっと強い検査のある、相対的に弱い検査という考えでおります。

    しかしながら、私はスクリーニングのために超音波検査を行うというのは実際にあり得る話だと思っておりますので、この点も踏まえて他の解答にも興味があります。

  • なんどもすみません、112A24のようにctで見つけた転移先を超音波検査で見ていくというような使い方もありかと思いました。取り急ぎ。

  • ご回答ありがとうございます。
    先ほど112A24を確認したところおっしゃる通りでした。
    私が思ったこととしては、CTやMRIが使えない施設においてエコーで転移を探すのかなと少し思ったのですが、もし精査するなら全身検索できる施設に送ると思いますし、もしエコーでも探してCTでも探すというのなら医療費の無駄に思えてしまいます。
    エコーであれば簡便に用いることができるから、思い立ったときに見ることができ、CTを施行する前に、腹部という局所なら転移を見つけてあげることができるということなのでしょうか。

    • どこに何があるかわからない→ctで検索
      ある程度目星が付いている→超音波検査 と思って過去問に臨めば問題ないと思っております。
      どの検査がどの程度の検索能力があるのか、という視点が大切なのかなと思っておりますが、いかんせんまだ医学部6年ですのでより詳しい方がいらっしゃればご指摘お願いします。

  • 転移の検索に超音波を使うことはほとんどありません。
    超音波でスクリーニングして原発巣が見つかることはあっても、さらなる検索にはCT、MRI 、PETですね

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  • 問題参照 113D38

    67歳の男性。嚥下困難と体重減少を主訴に来院した。1か月前から嚥下困難を自覚していた。自宅近くの医療機関で行った上部消化管内視鏡検査で異常を指摘されたため受診した。体重は1か月で3kg減少している。既往歴に特記すべきことはない。喫煙は20本/日を40年間。飲酒は焼酎2合/日を42年間。身長171cm、体重67kg。脈拍68/分、整。血圧124/62mmHg。血液所見:赤血球318万、Hb 10.5g/dL、Ht 31%、白血球8,300、血小板16万。上部消化管造影像(A)及び上部消化管内視鏡像(B)を別に示す。

    治療方針を決定するために有用でないのはどれか。

    • a FDG-PET
    • b 胸部造影CT
    • c 食道内圧検査
    • d 腹部超音波検査
    • e 超音波内視鏡検査
  • 関連トピック

    なし