解決済 108F19 12.小児科

この雑音は左頸部に放散する

標題ですが、肺動脈弁狭窄症〈PS〉の心雑音として典型的と言えるのでしょうか?
> 大動脈弁狭窄〈AS〉の雑音とは異なり,肺動脈弁狭窄雑音は放散せず,狭窄が進行するにつれて漸増部分が延長する。
> この雑音はバルサルバ手技の解除や吸気により直ちに増強するが,この効果は患者に立位をとらせないと聴取できない場合がある。
という記載をネットで見つけました。(また、QBでは削除改編していたので疑問に思いました。)

回答1件

  • 108F19で記載がある以上、
     ①国試自体の出題が誤っている
     ②実は他の病態由来で左頸部に放散している
     ③時代の変遷により考え方が変わった
    のいずれかと考えざるを得ませんが、僕は②を思いつきません。
    また、法律や疫学統計ならまだしも、人体構造に関連する事項ですので、③も考えにくいです。
     
    ゆえに①を疑っていくディスカッションになりますが、海外の臨床医向けマニュアルの邦訳を採用するか、10年以内と比較的新しい国試過去問の記載を信頼するか、また国試受験生として本議論に時間を費やす価値がどれほどあるのか、をご自身で判断していただくことになります。

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  • 問題参照 108F19

    3歳の男児。3歳児健康診査で心雑音を指摘され来院した。胸骨左縁第2肋間を最強点とするIII/VIの収縮期駆出性〈収縮中期性〉雑音を聴取し、この雑音は左頸部に放散する。
    考えられるのはどれか。
    • a 動脈管開存症
    • b 心室中隔欠損症
    • c 大動脈弁狭窄症
    • d 肺動脈弁狭窄症
    • e 僧帽弁閉鎖不全症
  • 関連トピック

    なし