解決済 113E48 05.感染症

梅毒にセフトリアキソン

解説にてセフェム系は「梅毒治療に一般的に用いられる抗菌薬ではない」と書かれていますが、臨床現場で梅毒にセフトリアキソンを使うことはあまりないのでしょうか。ペニシリン>テトラサイクリン≫セフェムのように使うと押さえておけばいいのでしょうか。(本問ではペニシリンアレルギーのため同じβラクタム系のセフェムは避けると思いますが、となるとセフェムを使う機会がほぼないような気がします)

回答2件

  • こんにちは。

    https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/465-syphilis-info.html
    こちらのサイトによると、
    1st:ペニシリンG もしくは セフトリアキソン(セフェム系)
    ペニシリンアレルギー:テトラサイクリン系
    ペニシリンアレルギーかつ妊婦:アセチルスピラマイシン(マクロライド系)

    とあり、セフェム系も十分使われていると思われます。(マクロライドが使われるのはM◯C模試でありましたね。)
    一学生の身分で調べただけであり、臨床現場で実際に使われているかどうかは分かりかねます。すいません。

    http://jssti.umin.jp/pdf/syphilis-medical_guide.pdf
    一般医家向きの指針としては、アモキシシリンのみ記述があり、セフェム系に関する記述はありません。

    • お忙しいところ調べていただきありがとうございます!1stになりうるのは意外でした。国試的にはどうなのかわかりませんが、いつものように総合的に判断して解く必要がありますね。

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  • 問題参照 113E48

    次の文を読み、48、49の問いに答えよ。

    23歳の男性。陰茎の潰瘍を主訴に来院した。

    現病歴:1週間前に陰茎に潰瘍が出現し、次第に拡大するため受診した。潰瘍部に疼痛はない。頻尿や排尿時痛もない。

    既往歴:14歳時に肺炎球菌性肺炎。アンピシリン/スルバクタム投与後に血圧低下と全身の皮疹を認めた。

    生活歴:喫煙は20本/日を3年間。飲酒は機会飲酒。不特定多数の相手と性交渉がある。

    現 症:意識は清明。身長170cm。体重74kg。体温36.3℃。脈拍80/分、整。血圧128/68mmHg。呼吸数12/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。神経診察に異常を認めない。下腿に浮腫を認めない。陰茎に潰瘍を認める。

    検査所見:赤沈32mm/1時間。血液所見:赤血球418万、Hb 13.3g/dL、Ht 42%、白血球9,900(桿状核好中球14%、分葉核好中球66%、好酸球2%、好塩基球3%、単球9%、リンパ球6%)、血小板20万。血液生化学所見:総蛋白7.6g/dL、アルブミン4.2g/dL、尿素窒素20mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL、Na 137mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 105mEq/L。免疫血清学所見:CRP 3.2mg/dL、抗HIV抗体スクリーニング検査陰性、尿中クラミジア抗原陰性、RPR 32倍(基準1倍未満)、TPHA 80倍未満(基準80倍未満)。

    潰瘍部の写真を別に示す。

    適切な抗菌薬はどれか。

    • a セフェム系
    • b キノロン系
    • c ペニシリン系
    • d カルバペネム系
    • e テトラサイクリン系
  • 関連トピック

    なし