解決済 111B42 24.公衆衛生

神経障害性疼痛の説明について

お世話になっております。

公衆衛生13コマ目、Chap 16.1の臨床問題の解説について間違いと思われる部分がありましたのでご報告いたします。

神経障害性疼痛治療薬について、神経ブロックを例に挙げて「神経を破壊することで痛みを抑える」との説明がなされていますが、正しくは「神経障害性疼痛=神経が破壊されることによる痛み」であり、それを治療する薬物が神経障害性疼痛治療薬だと思います。
神経が障害されることによって疼痛が生じるのであり、疼痛を抑えるために神経を障害するのではないです。

解説のような治療法として思いつくのは歯科領域の抜髄ですが、そもそも神経ブロックは神経を破壊しませんし、神経障害性疼痛治療薬の代表であるプレガバリンの作用機序は軸索末端のCaチャネルをブロックすることで全くことなります。

回答1件

  • ご指摘、誠にありがとうございます。
    次年度以降の講義に反映させてまいります。

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  • 問題参照 111B42

    77歳の女性。持続性の上腹部痛を主訴に来院した。3か月前から食欲不振を認め、精査の結果、胃癌とその肝転移であると診断された。抗癌化学療法などの積極的な治療を希望せず、経過観察することとなった。3週間前から上腹部痛が出現し、次第に増強した。外来で非ステロイド性抗炎症薬〈NSAID〉が投与され一時的に疼痛は軽減したが、2日前から再び増悪したため受診した。疼痛コントロール目的でオピオイドの投与を開始することとなった。

    対応として適切なのはどれか。

    • a 緩下薬を併用する。
    • b 持続的皮下投与を行う。
    • c NSAIDの投与を中止する。
    • d 悪心が出現した場合は中止する。
    • e 神経障害性疼痛治療薬を併用する。
  • 関連トピック

    なし