お世話になります。
この問題でもしITT解析ではなくper protocol解析で行なった場合、答えは脱落した110-115で行うのか、それとも実際の治療を行った116-130になるのかどちらでしょうか?
回答お待ちしております。
前者の110-115人だと思います。
per protocol解析では、決められた通り治療が行われた被験者に限って分析するので、治療の効果を見やすいという利点がありますが、(副作用などで)中断してしまった人を除くので効果を過大評価してしまう危険があるとされています。
116-130人でも実際に治療を行った人の比較になりますが、それでは元々A群とB群がランダム割り付けで均質になっていると考えられるのに、そこから(患者の希望などにせよ)恣意的に手を加えた解析グループになってしまい、ランダム化した意味がなくなってしまいます。また盲検試験の場合は治療を変更した人たちは盲検になっていない可能性があります。
masamasa1さん
2群の均質化が保障されていない点で納得が行きました。
御回答ありがとうございました。
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治療Aを実際に行った | 治療Bを実際に行った | 治療開始前に死亡した | 合計 | |
治療A割付 | 110人 | 15人 | 4人 | 129人 |
治療B割付 | 6人 | 115人 | 0人 | 121人 |
合計 | 116人 | 130人 | 4人 | 250人 |