ほずみ先生の授業で、SMAが大動脈から分枝したところで閉塞してるとCTから判断されてましたが、「CTはスライスの画像のため画像上では途切れてみえる」わけではなく閉塞してると判断できる理由が私にはわかりませんでした。
正常像をネットで探して比較してみようと検索したところ、画像みつからなかったため、この場で質問させていただきます。
どなたか御教授願います。よろしくお願い致します。
途切れているとすれば、血栓で詰まっている部位はさらに低吸収になります。
個人的には脈管の走行を追うことができており、そこが突然低吸収域になっていることからも閉塞していると判断できるかと思います。
また、症候論の話になってしまいますが、Criticalな疾患とCommonな疾患を症候から考えるようにすると、画像からCriticalなものを除外するように目がいきやすいと思います。
今回のように腹痛では、AAA切迫破裂、SMA塞栓、異所性妊娠破裂、肝破裂などがあると思います。これらのCriticalなものを除外するように画像を見ると、見えてくるのではないかと思います。
画像からだけではなく、Afがあるため塞栓症の素因もあることからSMA塞栓を除外したいと総合的に考えることが大切かと思います。
正常画像についてですが、もしBSLがはじまっているのであれば、病棟のカルテでSMAに異常がない方の腹部造影CT(または胸腹部造影CT)をチェックされるとよいかと思います。病棟で異常だけではなく正常の所見についても学ぶことはBSLで自主的にできる勉強の1つかと思います。
BSLが始まっていないのであれば次を参考にしていただくと良いかもしれません。
解離がありますが、解離腔を除けば正常像に近いかと思います。
http://journal.jsgs.or.jp/pdf/041081619.pdf
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