※medu4アプリ経由でいただいた質問です。
2021あたらしい内科外科1 腎
テキスト13ページ (1.6 血液浄化療法)
A:透析と疫学の2ポチ目で
透析導入の理由第2位と第3位が2019年時点で逆になっているということに気づきました
細かい点ではありますが、確認していただけないでしょうか?
何卒よろしくお願い致します。
恐らくご指摘の資料は、以下の594ページ(図17)ですかね。
https://docs.jsdt.or.jp/overview/file/2019/pdf/03.pdf
たしかに2018年でほぼ同順位だった慢性糸球体腎炎と腎硬化症が、2019年では第2位に腎硬化症、第3位に慢性糸球体腎炎、と明暗ついている印象です。
この30年くらいの流れからしても、慢性糸球体腎炎は低下の一途をたどり、一方、腎硬化症は単調増加していましたから、とうとう来るべき日が来て逆転した、ということでしょう。
発見していただき、ありがとうございました。
この点をupdateするよう、「あたらしい内科外科①腎」のInformation内で告知させてもらいますね。
類似した質問が散見されるので、後日追記。
https://docs.jsdt.or.jp/overview/file/2020/pdf/2020all.pdf ...①
↑こちらの「慢性透析患者 原疾患割合の推移」(622ページの図10)では慢性糸球体腎炎が2位、腎硬化症が3位になっていますが、これは「新規透析導入患者の原疾患」とは違うので注意して下さい。
「新規導入」と「現在透析中の人の原疾患」は異なる、ということですね。
導入後、死亡などで追跡できなくなってしまうことなどがあるため、両者は別指標になります。
本問(106E67)を解く際に参照すべきは、以下の594ページ(図17)の「新規透析導入患者の原疾患」の方です。
https://docs.jsdt.or.jp/overview/file/2019/pdf/03.pdf ...②
106E67で出題されているグラフを実際に①②記載のグラフと照らし合わせてみれば、①ではなく、②の方が合致することが読み取れるはずです(98年に慢性糸球体腎炎と糖尿病性腎症が逆転しているポイントなど)。
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疾患A | 疾患B | |
a | 腎硬化症 | 糖尿病腎症 |
b | 腎硬化症 | 慢性糸球体腎炎 |
c | 糖尿病腎症 | 腎硬化症 |
d | 糖尿病腎症 | 慢性糸球体腎炎 |
e | 慢性糸球体腎炎 | 腎硬化症 |
f | 慢性糸球体腎炎 | 糖尿病腎症 |