解決済 110B6 07.循環器

Frank-Starlingは1回拍出量での議論では?

①この問題では、縦軸が分時拍出量COとなっています。
が、Frank-Starlingは1回拍出量SVでの議論では?と思いました
心拍数はまた別の変数だと思うのですが、一緒くたにしてもよろしいのでしょうか?

②書籍を見ても、斜め左上に移動しているように記載してあることが殆どですが、本問題のように矢印を真上に描いて良いのですか?

回答3件

  • 「心機能曲線の模式図を示す」としか書いてありませんので(Frank-Starling曲線を示す、などとは書いていない)、特におっしゃるような「○○してよいか否か」的なルールは存在しないものと考えます。

  • Frank-Starlingがテーマで、実臨床で測れるデータをもとにグラフ化しているものと思われますが、
    そういった議論は好まれないようなので、解決したことにいたします

  • おっしゃる通り、frank-starling の法則では縦軸はSVですが、心機能を考える上でCOは一つの指標となります。COはHR*SVであり、ドパミンのβ作用ではHRの増加と心収縮力の増加作用があり、前負荷・後負荷を一定とするならSVは増加します。したがって、COも増加します。さらにドパミンは高流量でα作用も持ち合わせており、血管収縮作用により有効循環血液量が増加し、前負荷の増加によるSVの増加に寄与します。心機能が悪くない前提ですが、後負荷の上昇もSVを大きく下げません。質問①に関してですが、厳密には分けた議論が望ましいですが、国家試験レベルでHRの変動に伴う心機能を類推させるのはレベルが高すぎるため、COとSVを近似させて心機能を考えても差し支えないと思います。
    ②矢印はcoの変化によって変化した心機能曲線への矢印なので方向にこだわる必要はなく上でも斜めでも良いと思います。

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  • 問題参照 110B6

    心機能曲線の模式図を示す。
    曲線Aを矢印の方向に最も大きく移動させるのはどれか。
    • a ドパミン
    • b フロセミド
    • c リドカイン
    • d ニフェジピン
    • e ニトログリセリン
  • 関連トピック

    なし