解決済 112D28 21.救急

生理食塩水より1号液が好まれる理由について

この症例では、軽度の血圧低下に加えて、細胞内脱水の所見(頭痛、吐き気)も考えられるため、生理食塩水よりも1号液の方が適切なのでしょうか。
この問題の選択肢に、生理食塩水はないのですが、疑問に思ったので、投稿させていただきます。

生理食塩水も1号液もどちらもカリウムは含まれてないですが、この症例では、そこまで血圧も低下してないため、生理食塩水を入れるよりも、より低張な1号液を入れることで血圧を適切に保ち(生理食塩水だと血圧が高くなりすぎる)、かつ、細胞内脱水を改善できるのため1号液の方が適切かと考えました。

色々調べてみたのですが、正解が見つからず、この論理が正しいのか確信が持てず、みなさんの考え方をお聞きしたくて、投稿させていただきました。
よろしくお願いいたします。

回答2件

  • 腎機能が心配されますので、生理食塩水は選択肢に含まれていないものと考えられます。

  • 御返事ありがとうございます。今後は脱水の程度だけではなく、腎機能にも注意して、輸液の選択をしたいと思います!!

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  • 問題参照 112D28

    80歳の女性。頭痛、吐き気および下肢のけいれんを主訴に来院した。日中は自宅に一人でおり、夕方帰宅した家族に連れられて受診した。同日の最高気温は39℃で、冷房は使用していなかったという。60歳から高血圧症のため、降圧薬を内服している。75歳時に急性心筋梗塞のため冠動脈ステントを留置されている。意識は清明。身長154cm、体重48kg。体温37.0℃。脈拍92/分、整。血圧108/58mmHg。尿所見:比重1.020、蛋白(±)、潜血(―)、尿中Na 15mEq/L。血液所見:赤血球:490万、Hb 14.0g/dL、Ht 43%、白血球6,300、血小板18万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブミン4.2g/dL、AST 35U/L、ALT 40U/L、CK 4,320U/L(基準30〜140)、尿素窒素38mg/dL、クレアチニン2.5mg/dL、尿酸7.5mg/dL、Na 140mEq/L、K 5.0mEq/L、Cl 104mEq/L。

    最初に行う輸液の組成として最も適切なのはどれか。

    • a 5%ブドウ糖
    • b Na$^+$ 35mEq/L、K$^+$ 20mEq/L、Cl$^-$ 35mEq/L
    • c Na$^+$ 84mEq/L、K$^+$ 20mEq/L、Cl$^-$ 66mEq/L
    • d Na$^+$ 90mEq/L, K$^+$ 0mEq/L、Cl$^-$ 70mEq/L
    • e Na$^+$ 154mEq/L、濃グリセリン、フルクトース配合液
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    なし