2019年度『あたらしい産婦人科』の6コマ目について,「楔状開大」の「楔」の読みは「けつ」ではないでしょうか。
「肺動脈楔入圧」など,この字の読みに揺れがあるらしいことは耳にしますが……。
https://www.kanken.or.jp/project/data/investigation_incentive_award_2014_nisijima.pdf
↑なかなか深い歴史や論争があるみたいですね。
日本医学会各専門学会発行の用語集中の「楔」(表5)が参考になりますが、楔入圧のときのみ「セツ」、ほかは基本「ケツ」。困って慌てたらとりあえず「くさび状に」のように言葉を補ってごまかす、な感じでよさそうです。
今後収録する講義から、気をつけようと思います。
ご報告、ありがとうございました。
https://www.kanken.or.jp/project/data/investigation_incentive_award_2014_nisijima.pdf
これを読む限り、「楔」の字の特有の音読みはないようです。
この使われ方でこう読む、ではなく、そもそも読み方に統一性がない、という理解をしました。
キツでもセツでもケツでもケイでもくさびでもお好きに読めば良いと思います。
にしても、医学生でここまで漢字についてしっかり調べてある、というのはなかなか凄いですよね。
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妊娠34週1日の初妊婦(1妊0産)。胎動減少を主訴に来院した。2日前の妊婦健診では特に異常は指摘されなかったが、昨日から胎動の減少を自覚しており、心配になって受診した。下腹部痛や子宮収縮の自覚はなく、性器出血や破水感の訴えもない。脈拍72/分、整。血圧124/72mmHg。呼吸数18/分。来院後に施行した胎児心拍数陣痛図を別に示す。
胎児の状態を評価するためにまず測定すべきなのはどれか。