2018年のあたらしい内科・外科③ 血液の講義ビデオの、発作性夜間ヘモグロビン尿症の臨床像問題の解説についてです。
一行目の「褐色尿」の記載をビリルビン尿と解説していますが、ヘモグロビン尿の間違いではないでしょうか。溶血性貧血では、血中直接ビリルビンは上昇しないので尿中ビリルビンは検出されないと理解しています。
確認の程、宜しくお願いします。
仰せの通りかと思います。
2019版では特に誤った発言はしていなかったようですので、2018版と2017版のInformationに訂正の旨をお書きしておきます。
ご報告、ありがとうございました。
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58歳の女性。全身倦怠感と褐色尿が続くために来院した。5日前にインフルエンザのため抗ウイルス薬と解熱薬とを処方された。治療開始後、全身倦怠感と褐色尿が続いている。数年前から感冒に罹患すると褐色尿になることを自覚していた。体温36.3℃。眼險結膜は貧血様だが眼球結膜に黄染を認めない。心基部に収縮期雑音を聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球287万、Hb 7.2g/dL、Ht 25%、網赤血球3.3%、白血球5,400(桿状核好中球5%、分葉核好中球58%、好酸球2%、単球6%、リンパ球29%)、血小板23万。血液生化学所見:総蛋白6.7g/dL、アルブミン4.0g/dL、総ビリルビン2.4mg/dL、AST 20U/L、ALT 18U/L、LD 2,643U/L(基準176〜353)、尿素窒素19mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL、尿酸3.2mg/dL。CD55とCD59が陰性の赤血球を認める。
この患者の所見として考えにくいのはどれか。