いつも大変お世話になっております。
今回この問題を解いていた際に、褐色調で粘性のある下痢というのが気になりました。
少しネットで調べたところ、MRSAで緑色の便となることがあるとは見つけましたが、一般的にそうかは調べきれませんでした。
上記のような特徴があるのか、知っておられる方がおりましたらお願いいたします。
「ため、家族に付き添われて受診した」という日本語的には、あくまで受診動機として使われた表現に感じました。
日常生活で下痢はよくある現象です。が、それでも敢えて病院に行こうと思うためには一般の方から見ても特徴的な所見が出現している必要があります。
ゆえに、「褐色調で粘性のある下痢」はこの文脈では「ちょっと変わった感染を疑わせる下痢」とほぼ同義で使われているにすぎないのではないでしょうか。黄色ブドウ球菌だったら粘性、といった議論はしていないと思います。
ご回答ありがとうございました。
原因微生物として黄色ブドウ球菌を考える証拠の一つになるかと思い質問しましたが、特異的ではないということで解釈しようと思います。
医療者が確認したわけではないというのも証拠にするには弱いですものね。
また、感染を疑わせるちょっと変わった下痢というのがあるというのは経験上自分自身想起できなかったので、そういうものがあるということが分かったので質問して良かったです。
ありがとうございました。
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18歳の男性。発熱、嘔吐および下痢を主訴に来院した。1週前に自宅で熱湯により、前腕に水疱を伴う熱傷を負った。自宅近くの診療所で軟膏を処方され様子をみていたが、本日になり発熱、嘔吐および褐色でやや粘度のある下痢が出現したため、家族に付き添われて受診した。意識レベルはJCS I-2。身長165cm、体重56kg。体温39.0℃。脈拍数112/分、整。血圧80/40mmHg。呼吸数24/分。SpO2 99%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。全身に紅斑を認める。熱傷部はびらんとなっている。血液所見:赤血球420万、Hb 13.2g/dL、Ht 42%、網赤血球1.2%、白血球9,300(桿状核好中球30%、分葉核好中球45%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球17%)、血小板25万。血液生化学所見:総蛋白7.5g/dL、アルブミン3.9g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、AST 28U/L、ALT 18U/L、LD 178U/L(基準120〜245)、ALP 120U/L(基準115〜359)、γ-GT 9U/L(基準8〜50)、CK 46U/L(基準30〜140)、尿素窒素40mg/dL、クレアチニン1.2mg/dL、Na 131mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 97mEq/L。CRP 4.4mg/dL。
原因微生物として最も考えられるのはどれか。