解決済 103H31 08.消化管

「開眼で嘔気が増強する。」について

開眼で嘔気が増強するというのは、「嘔気」全般でいえるのでしょうか?

回答2件

  • 嘔気は呼吸中枢を刺激する様々な病態で生じうる症候です。
    嘔気の原因として、イレウスなどの消化器疾患だけでなく、非消化器疾患として急性冠症候群、糖尿病ケトアシドーシス、髄膜炎、片頭痛、妊娠、急性緑内障など様々なものが挙げられます。
    本症例でみられた嘔気は、イレウスによるものと、片頭痛によるものが合わさって現れたものだと私は考えました。
    主訴の「頭痛」や、「光への過敏性」は、片頭痛の要素によるものだと考えます。
    つまり、本症例では、片頭痛の要素があったから、開眼で嘔気が増強したのであり、
    一概に「嘔気全般」でみられるとは言いきれないと考えます。

    参考:イヤーノート2020

  • 片頭痛の要素!たしかにそれで納得が行きました。ありがとうございます。

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  • 問題参照 103H31

    次の文を読み、31、32の問いに答えよ。
    76歳の女性。頭痛、嘔気および嘔吐を訴え、起き上がれないため搬入された。
    現病歴:定時に起床しないため家族が訪室したところ、「つらくて起きられない」と訴えた。昨夜は通常通り就寝した。
    既往歴:30歳から高血圧の治療を受けている。
    生活歴・家族歴:特記すべきことはない。
    現 症:意識は清明。身長150 cm、体重38 kg。体温35.7 ℃。脈拍120/分、整。血圧86/64 mmHg。眼瞼結膜に異常を認めない。顔色は不良で、苦悶顔貌。目を閉じて側臥位をとっている。開眼で嘔気が増強する。前胸部で皮膚ツルゴールが低下し、口腔内は乾燥している。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部はやや膨隆し、臍周囲に圧痛がある。打診では鼓音を認める。
    初期対応として適切なのはどれか。
    • a 輸液
    • b 輸血
    • c 抗菌薬投与
    • d 利尿薬投与
    • e 消炎鎮痛薬投与
  • 関連トピック

    なし