お世話になります。
108D47で問われている通り、
強皮症腎クリーゼにおける治療のスタンダードがACEI/ARBであることはよく理解しているのですが、
この問題においてK 3.9→4.5という上昇傾向が示されており、
こうした状況でもRAAを抑制し高K血症の増悪を誘発するACEIを投与しても良いのだろうかと疑問に思いました。
強皮症腎の病態が輸入細動脈の狭窄に伴う腎血流の低下であり、
それをACEIによる輸出入細動脈の拡張によって改善すればK高値のトレンドも改善される、
という考え方で良いのでしょうか?
ご教示いただけますと幸甚です、宜しくお願い致します。
ご指摘の考え方で良いと考えました。
ただ、腎機能低下や高KでのACE阻害薬/ARBは注意が必要だとも思いますので、モニターしつつ投与するのではないでしょうか。明確な答えになっておらず恐縮ですが…。
腎機能が改善すればKは改善するかもしれませんが、ACE-Iで上がる可能性も確かにあると思います。
ただ、臨床的な時間感覚だと放っておくとあっという間に透析導入となるのでまずはACE-Iによる治療を行いつつ、カリウムが上がればカリウムを下げる薬の内服を併用するというのが正しいと思われます。
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