101F60の選択肢c,dに関して質問させてください。
視床下部腫瘍では、腫瘍により視床下部が障害され、それに伴い、視床下部性のホルモンの低下が見られると思います。
視床下部で分泌されるADHが分泌障害をうけることで、中枢性尿崩症となり、口渇感は上昇するのではないかと考えましたが
口渇を司るのが視床下部なため、ADH分泌障害での作用以上に口渇中枢が障害され作用をもたらすということでしょうか。
精神運動症状に関しては、乳頭体と関連して情動の障害がおき、精神運動興奮はみられてもいいのではないか、と考えました。
よろしくお願いいたします。
確かにご指摘の機序でそれらが見られてもいいようには思えますが、視床下部腫瘍が"直接的"な原因となるものを選ばねばなりません。間接的な原因となるものも、時としては正答肢になりえますが、直接的な原因となるものに比べれば優先度は劣ります。国家試験の正答肢は、完璧な白黒を付けた上で回答できるというものではなく、曖昧な色調を判断し、色のより濃い(もしくは薄い)ものから選んでいくと行った感じでしょうか。……とどこかの先生がおっしゃってたように記憶しております。
教えてくださり、ありがとうございます。
その時に応じて、最も適当なものを選択する必要があるのですね、、とても参考になりました。
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