ACTH単独欠損症により、アンドロゲン低下→女性化乳房とならないのはなぜでしょうか?
アンドロゲン不応症では女性化乳房が生じることとどう理解するべきでしょうか
ACTH単独欠損症では原則としてコルチゾール欠乏症状のみがみられるようです。
アルドステロンやアンドロゲン欠乏症状がみられるのは稀。
※以下のページにも「ミネラルコルチコイド欠乏症状は、原則として認めない」とあり。
https://www.shouman.jp/disease/details/05_19_038/
より詳しくは↓にもあるように、「副腎皮質機能低下症は副腎自体に原因のある原発性と,視床下部・下垂体系に原因のある続発性とに分類され」、「原発性の場合,3種のホルモンいずれの低下もありえる」「他方,続発性の場合,〜グルココルチコイドの欠乏症状が主である」という形のようです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sangyoeisei/61/4/61_2019-001-D/_html/-char/ja
ACTH単独欠損症は続発性ですから、やはりアルドステロンやアンドロゲン欠乏症状がみられるのは稀というわけですね。
この議論を応用すれば、107D9-cや108D59-aの説明にもつながりそうです。
穂澄先生
お忙しい中ありがとうございます。
まとめて理解し直すことができました。
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女性化乳房の原因となり得るのはどれか。3つ選べ。