選択肢dの左脚ブロックについてですが、
心電図のV1誘導にて右脚ブロックがみられるのは分かりました。
しかし、aVLでもR波が2つあり、
これは左脚ブロックも存在しているのではないかと思いました。
そうすると選択肢で正答が2つ出てしまうのではないかと思い、なかなか納得できていません。
(心電図より、PQ延長がみられるので選択肢eのⅠ度房室ブロックが正解となること理解できました)
ご教示いただけないでしょうか?
はんどぼーるさん
昔に作られているトピック(https://medu4.com/topics/2f60120557)にもありますが、この症例は「右脚ブロック+左脚前枝ブロック+I度房室ブロック」の三枝ブロックと判読されるようです。
http://hospi.sakura.ne.jp/wp/wp-content/themes/generalist/img/medical/jhn-cq-tokyoiryo-160615.pdf
左脚の前枝ブロックなので、部分的に左脚はやられているのですが完全な左脚ブロックではないというふうに理解しました。もし、これから左脚後枝ブロックも併発してしまうと完全房室ブロックになってしまうハイリスクな状態ですが、逆に言うと一応まだ後枝は生きているのがこの心電図のポイントだと思います。
以下私的メモ
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V1・V2(体の右側につける誘導)でウサギの耳→右脚ブロック
V5・V6(体の左側につける誘導)でウサギの耳→左脚ブロック
さらに追加して、ヘミブロック
Aniterior hemiblock→①左軸偏位(ー30から90°)②V1−3でrSパターン
2束ブロック
AHB+RBBB
①wide QRS
②V1がrsR'
③左軸偏位(かつ、aVfとⅢでSが超深い)
④移行軸が時計方向回転
★複雑だが、要するにRBBBを見たら(V1・2にウサギがいたら)軸偏位を確認→RBBB単独では軽度右軸偏位だが、左軸偏位ならRBBB+AHBかも? と疑う
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