解決済 108D58 06.呼吸器

RAに伴う間質性肺炎の治療について

108D58の解説でステロイド投与について間質性肺炎の治療に用いるとなっていました
しかし、この症例では肺線維症が考えられ、自覚症状が1年前より出ているということは、それ以上の経過をたどっており、慢性進行と考えられるので、ステロイド投与により肺線維症の改善はしにくいように思います。
急性増悪をきたす肺線維症に対してはステロイドは適応となっていますが、それ以外ではステロイドは推奨しないとなっていました。(特発性肺線維症の場合ですが…)
RAに対する治療という意味で免疫抑制薬、ステロイドなら理解できるのですが、もし、主訴に対する治療であれば気管支拡張薬やピルフェニドン、ニンテダニブのほうが適切だと思うのですがどうでしょうか?
それとも、膠原病に伴う間質性肺炎では原因疾患の治療によって症状の改善がみられるということなんでしょうか?
勉強不足かもしれませんが、よろしくお願いします

回答1件

  • 現病態に対する処置が優先されるものと考えられます。

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  • 問題参照 108D58

    72歳の女性。咳と労作時息切れとを主訴に来院した。1年前から乾性咳嗽と労作時呼吸困難とを自覚し、時に朝方のこわばりも自覚していた。1か月前から増悪するため受診した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長162cm、体重62kg。体温36.8℃。脈拍76/分、整。血圧130/60mmHg。皮疹を認めない。心音に異常を認めない。両側の背下部にfine cracklesを聴取する。両側手指の変形、腫脹および圧痛は認めない。血液所見:赤血球269万、Hb 8.7g/dL、Ht 25%、白血球9,700(桿状核好中球5%、分葉核好中球74%、好酸球2%、単球4%、リンパ球13%)、血小板22万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブミン2.8g/dL、AST 22U/L、ALT 12U/L、LD 253U/L(基準176~353)、尿素窒素18mg/dL、クレアチニン1.1mg/dL、尿酸5.9mg/dL、脳性ナトリウム利尿ペプチド〈BNP〉10pg/mL(基準18.4以下)、KL-6 996U/mL(基準500未満)。免疫血清学所見:CRP 8.7mg/dL、リウマトイド因子〈RF〉315IU/mL(基準20未満)、抗CCP抗体65U/mL(基準4.5未満)、抗核抗体80倍(基準20以下)、サーファクタントプロテインD〈SP-D〉178ng/mL(基準0~109)。動脈血ガス分析(room air):pH 7.47、PaCO2 34Torr、PaO2 63Torr、HCO3- 24mEq/L。呼吸機能検査所見:%VC 63%、FEV1% 79%、%DLco 35.6%。胸部エックス線写真(A)と肺野条件の胸部単純CT(B)とを別に示す。
    治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ
    • a 利尿薬
    • b 抗菌薬
    • c 免疫抑制薬
    • d 副腎皮質ステロイド
    • e ロイコトリエン受容体拮抗薬
  • 関連トピック

    なし