解決済 111F24 06.呼吸器

COPD(呼吸性アシドーシス)

いつもお世話になっております。酸,塩基特講を受講してから日頃の臓器別の復習をしていたところ気になったことがあったので質問させていただきます。
もしこの選択肢に気管挿管があった場合でも鼻カニューラ1.5L/分が正解になるのでしょうか。
自分の中ではPaCO2 55Torr,pH7.35とアシドーシスもそこまで強くなくPaCO2も著高とまでは言えないので様子見するのかなと思ったのですが意見聞かせていただけると嬉しいです

回答1件

  • そもそも呼吸不全への対応として、気管挿管は酸素投与を行っても十分な酸素化が得られない場合に適応となりますし、酸素化が得られなくても意識障害がなく自発呼吸もあるような場合には非侵襲的な陽圧換気から試みて、ダメなら挿管、というのが一般的な流れかと思います。ですので、本症例でもいきなり挿管するのではなく、ナルコーシスをケアりつつ酸素濃度を少しずつ上げていくのがベストかと考えます。
    病歴を話せないほどの呼吸困難を感じており、PaO2も60Torrと立派な呼吸不全を呈しているわけですから、様子見は流石にあり得ないと思います。

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  • 問題参照 111F24

    78歳の男性。呼吸困難を主訴に夜間救急外来を受診した。呼吸困難のために病歴は十分に得ることができない。家族の話によると、5年前から自宅近くの診療所で在宅酸素療法が導入されており、1L/分の酸素を吸入している。来院時は、酸素ボンベを持参している。意識は清明。体温36.8℃。脈拍96/分、整。血圧130/80mmHg。呼吸数20/分。体格はやせ型。吸気時に肥大した胸鎖乳突筋が特に目立ち、口すぼめ呼吸をし、喘鳴が著明である。動脈血ガス分析(鼻カニューラ1L/分酸素投与下):pH 7.35、PaCO2 55Torr、PaO2 60Torr、HCO3- 30mEq/L。

    酸素療法による適切な初期対応はどれか。

    • a リザーバー付マスク10L/分
    • b リザーバー付マスク5L/分
    • c 鼻カニューラ5L/分
    • d 鼻カニューラ1.5L/分
    • e 鼻カニューラ0.5L/分
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