この問題の選択肢で抗菌薬とステロイドで迷いました。
経過から気管支喘息だと考えたのですが、2日前からの発熱でいまも38.2℃と高体温で感染もありうるかと思いました。
この問題で感染の疑わない根拠を教えていただきたいです。
若年女性で咽頭痛および鼻汁、咳嗽があることから細菌感染ではなく急性上気道炎(ウイルス感染)による発熱と思われます。
現段階で病原体はわからず(上記のようにウイルス感染が疑わしいですが)、また病歴から喘息発作が明らかなことから、次の対処としては抗菌薬よりもステロイド全身投与が優先されるということだと思います。
感染自体は否定できないと思います。
本問の診断は 気管支喘息 + 感染症 でしょう。
気管支喘息に対してのステロイド投与が本問の正答となります。
感染症に対する治療は、起因菌の種類がある程度 少なくとも細菌かウイルスか真菌か寄生虫か 判明していなければ実施することはできません。
この情報だけでは、起因菌の種類すら分かりませんので……
勝手に細菌性と決めつけて抗菌薬を投与するのは、風邪に抗菌薬を処方するのと同じほど悪手です。
抗菌薬にもアレルギーなど様々な副作用がありますから、根拠なく安易に処方することは控えねばならないのです。
ログインするとコメントを投稿することができます。