解決済 112D46 24.公衆衛生

連絡する場所について

いつもお世話になっております。112回全問解説講座、2019年のあたらしい公衆衛生などを受講していて疑問に思ったので今回の問題の直接の回答とは関係ありませんが質問させていただきます。
選択肢dについて地域包括支援センターに連絡するともし選択肢がなっていた場合は正解になるのではないかなと思いました。
地域包括支援センターは高齢者の総合窓口ですので。
もしよかったらご意見いただけるとありがたいです

回答2件

  • カーリー さん
    精神保健福祉センターは精神保健に関する広報普及活動を担うため不適切として。
    地域包括支援センターは高齢者の暮らしを地域でサポートするための拠点としての機関で、高齢者のための「よろず相談所」的な立ち位置だそうです。
    https://www.minnanokaigo.com/guide/homecare/area-comprehensive-support-center/
    本問ですと、この患者さんは抑うつ状態を主訴に病院まで足を運んでくださっているのですから、医師としては先ず医学的/専門的な介入を試みるのが順当な流れだと思います。
    殊に「生きていても仕方ない」という希死念慮(?)が認知症によるものか気分障害に由来するのかといった精神科的診断は間違いなく外せないでしょうし、その結果自傷他害のおそれがあれば(緊急)措置入院、なければ医療保護入院等を考慮すべき可能性もありますから、
    そういった観点からも家族の承諾の有無が先決となるのではないかと考えます。
     
    ただし、認知症が軽度で外来診療で対応できそうだと判断されれば、或いは入院治療が奏功して社会復帰できる段になってから、では今後この方が地域に戻って生活される上で一体どのようなサポートが必要となるのかを地域包括支援センターに相談しに行くのはアリだと思います。

    • 確かにそうですねご回答ありがとうございます

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  • 問題参照 112D46

    75歳の女性。抑うつ気分を訴えるのを心配した隣人に付き添われて来院した。約3年前から徐々に物忘れが進行し、2年前にAlzheimer型認知症と診断され、ドネべジルを服用している。5か月前に長男が交通事故で死亡し、その直後から著明な抑うつ傾向を認め、「生きていても仕方がない」と頻繁に口にするようになった。夫は10年前に死亡し、現在は一人暮らしである。診察時、「死んだ長男のことばかり考えているだけなので、治療は受けなくていい。家族にも連絡しないで欲しい」と述べる。身体診察では異常所見を認めない。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは19点(30点満点)。

    対応として適切なのはどれか。

    • a ドネペジルを増量する。
    • b できるだけ安静にするよう指示する。
    • c 家族への連絡の承諾を得られるよう説得する。
    • d 病状を地域の精神保健福祉センターに連絡する。
    • e 付き添ってきた隣人の同意を得て医療保護入院とする。
  • 関連トピック

    なし