108G61の造影CTで、double target signとCRP高値から肝膿瘍の診断は付くのですが、選択肢aとdはなぜ誤答になるのでしょうか。
a: 肝の背側の広範な低吸収域は大量腹水の可能性はないでしょうか?(水にしては黒過ぎでしょうか)
d: 腹水がなければバツになると思いますが、現症に「腹部は平坦、軟」との記載があるから切れる、という考え方は短絡的でしょうか。
肝臓の背側の低吸収域は胸腔です。
a 水は0HUで灰色っぽくなります
d 腹部は平坦、軟と書いてありますし、肝硬変などでないためAlb も3.9とほぼ膠質浸透圧は保たれています
この問いでは肝右葉の広範囲な炎症のために全身に発熱も見られているので、右側腹部に叩打痛があるとするのが一番適切ではないでしょうか
確かに、Albが保たれていれば腹水は考えにくいですね。理解しました。ありがとうございます。
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