解決済 114F72 21.救急

直腸診で異常なし、とは。

現症の最後にある『内診で腟後壁に瘻孔と排膿が観察され、・・・』と『直腸診では異常を認めない』の記載が矛盾しているのではないでしょうか?自分が解いた際、腟後壁の瘻孔は直腸と通じているのではないか?でも直腸診では異常がないなら通じていないのではないか?と迷いました。
瘻孔が直腸より上のS状結腸に存在する、または、直腸診で指の届く範囲にはなかった、ということで理解すればよいのでしょうか?
他のみなさまは実際に解いた際、どのように考えられましたか?
ご意見いただけたらと思います。よろしくお願いします。

回答2件

  • 自分は解いた際瘻孔は通じていなかったので異常なかったのではと考えました。

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  • 問題参照 114F72

    次の文を読み、以下の問いに答えよ。

    70歳の女性。発熱および左殿部痛のため救急車で搬入された。

    現病歴:1か月前から左殿部に圧痛を伴う発赤が出現した。また、しばしば腟から排膿することがあった。10日前から発熱が出現し、以後は食事摂取量が少なかったという。左殿部の痛みにより歩行も困難になったため救急車を要請した。

    既往歴:10年前に人工物による子宮脱の手術を受けた。

    生活歴:専業主婦。

    家族歴:父が糖尿病、高血圧症。

    現 症:意識レベルはJCS I-2。身長145cm、体重46.6kg。体温39.0℃。心拍数92/分、整。血圧108/76mmHg。呼吸数24/分。SpO2 98%(マスク5L/分酸素投与下)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。左殿部(A)を別に示す。同部に強い圧痛を認める。内診で腟後壁に瘻孔と排膿が観察され、膿は悪臭である。直腸指診では異常を認めない。

    検査所見:血液所見:赤血球403万、Hb 12.2g/dL、Ht 35%、白血球1,800、血小板3万、PT-INR 1.3(基準0.9〜1.1)、血清FDP 26μg/mL(基準10以下)。血液生化学所見:総蛋白4.6g/dL、アルブミン1.7g/dL、総ビリルビン2.4mg/dL、AST 48U/L、ALT 47U/L、LD 216U/L(基準120〜245)、γ-GT 40U/L(基準8〜50)、アミラーゼ17U/L(基準37〜160)、CK 72U/L(基準30〜140)、尿素窒素32mg/dL、クレアチニン2.1mg/dL、血糖215mg/dL、HbA1c 9.0%(基準4.6〜6.2)、Na 132mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 19mg/dL。殿部CTの水平断像(B)を別に示す。

    病原微生物として可能性が高いのはどれか。2つ選べ

    • Candida albicans
    • Chlamydia trachomatis
    • Clostridioides difficile
    • Escherichia coli
    • Peptostreptococcus anaerobius
  • 関連トピック

    なし