解決済 113A28 12.小児科

酸素飽和度について

問題文で、右心室の酸素飽和度が92.9%、肺動脈の酸素飽和度が92.8%と上昇している理由がわかりません。もしわかる方いたら教えていただきたいです。

回答2件

  • 右心房から動脈血が混ざりこんでいるからですよ〜!
    その証拠に、上大静脈の酸素飽和度と右心房の酸素飽和度を比較すると上昇しているのがわかるとおもいます〜!

  • 以下を参照。

    https://jpccs.jp/10.9794/jspccs.31.148/data/
    (心房中隔欠損(ASD)を例にとると,有意なO2 step upは平均値を用いた場合7%以上であり,それから検出できる左–右短絡の体肺血流量比(Qp/QS)は1.5以上である.これ未満のものは心エコーで左–右短絡があっても検出できないし,また有意でない左–右短絡と解釈する.)

    上記の「7%」という値は文献や疾患により多少変動ありそうですが、少なくとも今回のRV→PAは1.5%しか変化していないため、測定上の誤差であり、有意でないとみなします。

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  • 問題参照 113A28

    3歳の男児。生後1か月ころに心雑音を指摘され、心エコー検査で診断、経過観察されていた。シャント疾患の精査のために施行された心臓カテーテル検査の心腔内酸素飽和度を以下に示す。

    上大静脈:82.5%、下大静脈:87.8%。

    右心房:92.9%、右心室:91.3%、肺動脈:92.8%。

    左心房:98.9%、左心室:98.5%、大動脈:98.4%。

    最も考えられるのはどれか。

    • a 心室中隔欠損症
    • b 心房中隔欠損症
    • c 動脈管開存症
    • d 大動脈縮窄症
    • e Ebstein奇形
  • 関連トピック

    なし