113E50 選択肢a,dのデータベース上の解説に関する疑問です。
a 肺生検により病理所見をみることは確定診断に有用。
d 気管支肺胞洗浄で回収した液を調べることで、病型判断や治療反応を評価することが可能。
と記載されていますが、日本呼吸器学会のガイドライン(https://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/043030179j.pdf)を参照したところ
気管支肺胞洗浄やTBLB,外科的肺生検はHRCTで明らかなIPF像が診断できない場合に行うと記載されています。
他のIIPsや間質性肺炎の除外診断目的で用いるのであって、確定診断や病型診断,治療反応の評価に用いるわけではないと考えるのですが、いかがでしょうか。お手数おかけしますがご返答よろしくお願い申し上げます。
※追記:外科的肺生検によるIIPsの病理組織学的診断は有用であるとの記載がありましたので、選択肢aに関しては納得致しました。
いつもありがとうございます。
ほどよく直しておきますね!
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次の文を読み、50、51の問いに答えよ。
79歳の男性。咳嗽と呼吸困難を主訴に来院した。
現病歴:半年前から咳嗽と労作時の息切れを自覚するようになった。市販の鎮咳薬を服用して様子をみていたが、症状は持続していた。3日前から咳嗽の増加と呼吸困難の悪化とを自覚したため受診した。
既往歴:高血圧症。
生活歴:喫煙は15本/日を35年間。55歳で禁煙。飲酒は機会飲酒。
家族歴:特記すべきことはない。
現 症:身長162cm、体重59kg。体温36.5℃。脈拍68/分、整。血圧140/90mmHg。呼吸数22/分。SpO2 91%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は背側下胸部中心にfine cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
検査所見:血液所見:赤血球403万、Hb 12.8g/dL、Ht 31%、白血球7,700、血小板18万。血液生化学所見:AST 24U/L、ALT 11U/L、LD 442U/L(基準176~353)、γ-GTP 16U/L、尿素窒素14mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、尿酸8.8mg/dL、Na 141mEq/L、K 3.9mEq/L、Cl 105mEq/L、KL-6 1,300U/mL(基準500未満)。CRP 0.3mg/dL。胸部CTを別に示す。
診断に有用でないのはどれか。