解決済 114D6 05.感染症

緑膿菌に使用できるセフェム系抗菌薬は?

お世話になっております。
本問選択肢dの解説には「緑膿菌に対してセフェム系抗菌薬を用いる際には第3世代または第4世代を用いる」とありました。
しかしながら、中にはセフトリアキソンなどのように第3世代セフェムであっても緑膿菌に使用しない抗菌薬もあるようです。
 
本問の正答率は低いものの、本問の出題を受けて当該事項の対策を始める受験生もいると思われます。
緑膿菌に対するセフェムの適応に関して、国試対策的にはどのような認識を持っていれば良いでしょうか?

回答1件

  • 抗生剤をどこまで勉強するかはとても難しいですよね…。

    大雑把なとらえ方として、第1世代セフェムはグラム陽性球菌(GPC)を主体としたスペクトラムを持ち、そこから世代が進むにつれてグラム陰性桿菌(GNR)へ広がりますよね。

    従って、この問題では「GNRである緑膿菌に第1世代セフェムは不適切では」という考え方ができると思います(薬品名の知識が必要ですが…)。

    国試対策で各々の抗生剤のスペクトラムを細かく覚えていこうとするとキリがないと思いますので、まずは上のような大まかな枠組みから始めるとよいかと思いました。他の方の意見も聞きたいところです。

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  • 問題参照 114D6

    感染症と抗菌薬の組合せで誤っているのはどれか。

    • a オウム病 --------- ミノサイクリン
    • b 放線菌症 --------- アンピシリン
    • c ノカルジア症 --------- ST合剤
    • d 緑膿菌感染症 --------- セファゾリン
    • e レジオネラ症 --------- レボフロキサシン
  • 関連トピック

    なし