2019あたらしい免疫p104 問題88
この問題の疾患MPO-ANCAの2つの疾患のうちどちらなのかについて講義では言及されていなかったのですが、
仮に、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の場合、Ⅰ型系の気管支喘息となるが、
文中ではfine cracklesという間質性肺炎を示唆する徴候があり、ヘモジデリン→血痰という徴候から顕微鏡的多発血管炎と考えてしまって良いでしょうか。
http://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/045060508j.pdf
↑参照。MPAでもEGPAでもなく、「薬剤性ANCA関連血管炎」が診断名です。
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35歳の女性。血痰と発熱とを主訴に来院した。約2週間前から咳嗽と発熱とが出現し、昨日から血痰と呼吸困難とを自覚するようになった。6年前から甲状腺機能亢進症でプロピルチオウラシルを内服している。体温38.3℃。脈拍104/分、整。血圧128/72mmHg。呼吸数20/分。SpO2 93%(room air)。眼瞼結膜は貧血様である。背部にfine cracklesを聴取する。血液所見:Hb 6.2g/dL。CRP 3.6mg/dL。胸部エックス線写真(A)と肺野条件の胸部CT(B、C)とを別に示す。喀痰の塗抹、培養検査は一般細菌、抗酸菌ともに陰性で、結核菌のPCR検査も陰性である。気管支肺胞洗浄液は鮮紅色で、へモジデリン貪食マクロファージを認める。
現在の症状に最も関連するのはどれか。