解決済 110A34 06.呼吸器

扁平上皮癌と腺がんの鑑別

この問題の喀痰細胞診の画像が腺がんのときと見分けがつかないのですが、だれか教えていただけませんか。

回答2件

  • 所見を列挙してみると扁平上皮癌の方が疑わしいですよね。(どちらかといえば扁平上皮or小細胞の鑑別)
    画像だけのことを知りたいのならアトラスやGoogle画像検索等が一番わかりやすいのではないでしょうか。

  • 喀痰細胞診の本に扁平上皮癌,腺癌,小細胞癌,大細胞癌の細胞診の見分け方が,いくつかの所見ごと(例えば核の大小不同)に表になって記載されています。
    特に扁平上皮癌は核の大小不同が著しく,今回の問題でもその所見が見てとれると思います。
    ただし,腺癌も扁平上皮癌ほどではありませんが,核の大小不同があったはずですので,鑑別するとなると他の所見(例えば腺癌はぶどうの房状の集塊を形成する)であったり,”病理医の腕の見せ所”になるのだと思います。
    病歴から,男性,喫煙歴あり,高Ca血症などから扁平上皮癌の可能性が高くなりそうですね。

    扁平上皮癌はオレンジG染色で染まるものばかりではないという作者の意図もあるのでしょうか。

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  • 問題参照 110A34

    62歳の男性。意識障害を主訴に来院した。1か月前から咳嗽が出現し、血痰を認めたため5日前に受診した。喫煙は40本/日を42年間。心臟ペースメーカ植え込み術を受けている。初診時の血液所見:赤血球374万、Hb 11.1g/dL、Ht 34%、白血球5,600、血小板14万。血液生化学所見:総蛋白6.0g/dL、アルブミン2.5g/dL、総ビリルビン0.6mg/dL、AST 35U/L、ALT 38U/L、LD 552U/L(基準176〜353)、尿素窒素30mg/dL、クレアチニン2.1mg/dL、血糖96mg/dL、Na 145mEq/L、K 4.8mEq/L、Cl 108mEq/L、Ca 10.0mg/dL。心電図でQTc短縮を認めた。初診時の胸部エックス線写真(A)と喀痰細胞診のPapanicolaou染色標本(B)とを別に示す。精密検査目的で入院予約を行い帰宅を指示した。2日前から倦怠感、食欲不振、口渇および便秘が出現し、つじつまの合わない会話をするようになった。昨日からは呼びかけには反応するもののすぐに眠ってしまい、尿失禁も認めたため家族に付き添われて再度受診した。来院時、錯乱状態を示し、本人からの病歴聴取は困難であった。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。筋力低下、運動障害は明らかでない。身長168cm、体重53kg(最近6か月で6kg減少)。体温36.8℃。脈拍80/分、整。血圧130/70mmHg。呼吸数16/分。SpO2 93%(room air)。両側の胸部で呼吸音の減弱を認めた。
    病態悪化の原因検索のため、まず行うべき検査はどれか。
    • a 髄液検査
    • b 脳MRI検査
    • c 心エコー検査
    • d 血清電解質の再検査
    • e 血清クレアチニンの再検査
  • 関連トピック

    なし