118F66

受傷後3か月経過しても筋力の回復がない場合、この患者が自宅療養するにあたり最も適切な装具・福祉用具はどれか。
歩行器
短下肢装具
電動車椅子
標準型車椅子
リフト〈移乗動作介助装置〉

解答: d

118F66の解説

【ポイント】
筋力の回復がないとのことで、両腸腰筋と大腿四頭筋の関節運動は認めず、両足関節の自動運動不可で自力歩行ができない状態と考えられる(上肢の筋力は正常)。

【選択肢考察】
a 両足関節の自動運動が不可な患者は、歩行器の使用が難しい。
b 短下肢装具がサポートするのは膝より下である。本患者では膝より上も動かすことが困難なため、不適切。
c 上肢の筋力が正常であるため、標準型車椅子が利用できる。電動車椅子までは必要ない。
d 正しい。上肢の筋力が正常であるため、標準型車椅子を繰ることができる。
e 頸髄損傷等により、上肢の筋力も低下している(プッシュアップによる自力移乗ができない)場合に検討される。

正答率:97%

テーマ:自宅療養に適切な装具・福祉用具

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