118F40

74歳の女性。鼻尖部の皮疹を主訴に来院した。20年前から鼻尖部に皮疹があり、徐々に隆起してきた。顔面の写真を別に示す。皮疹から生検した病理診断の結果は有棘細胞癌であった。
最も考えられる病因はどれか。
飲酒
肥満
紫外線
アスベスト
EBウイルス

解答: c

118F40の解説

【ポイント】
20年前から存在するも徐々に隆起してきた鼻尖部の皮疹。顔面の写真では該当部に紅斑性局面がみられている。生検にて有棘細胞癌の診断はついており、つまりは「有棘細胞癌のリスクファクターはどれか」という一般問題に読み替えることができる。有棘細胞癌の原因としては、熱傷瘢痕、光線角化症、Bowen病、慢性膿皮症、扁平苔癬、色素性乾皮症、白板症、汗孔角化症、包茎、尖圭コンジローマ、タール、紫外線(日光曝露)、ヒ素、慢性放射線皮膚炎、尋常性狼瘡、円板状エリテマトーデスなどが挙げられる。選択肢の中では紫外線が正しい。

正答率:100%

テーマ:有棘細胞癌の病因

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