118F11

母体に投与した薬剤と児への影響との組合せで正しいのはどれか。
アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬 --------- 羊水過多症
吸入副腎皮質ステロイド --------- 早産
ミソプロストール --------- 脳出血
インドメタシン --------- 動脈管収縮
ミノサイクリン --------- 水腎症

解答: d

118F11の解説

【選択肢考察】
a ACE阻害薬により、羊水過少症となることがある。
b 吸入副腎皮質ステロイドは胎児への影響を心配せず、妊娠中に使用してよい。
c ミソプロストールはプロスタグランジン誘導体。子宮収縮作用があり、妊婦で流産や子宮出血がみられたとの報告がある。
d 正しい。インドメタシンは胎児の動脈管収縮を惹起するため、妊婦に使用してはならない。
e ミノサイクリンの胎児への影響として、歯牙の着色・エナメル質形成不全、一過性の骨発育不全が知られる。

正答率:97%

テーマ:母体に投与した薬剤と児への影響との組合せ

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