118C2

終末期がん患者の抑うつ状態への対応で正しいのはどれか。
不安について医師からは尋ねない。
誰でも辛いのだから耐えるよう伝える。
希死念慮の話題を始めた時には制止する。
楽しかった過去の話については聞き流す。
気持ちの辛さについて優先順位をつけて対応する。

解答: e

118C2の解説

【選択肢考察】
a 不安について医師から尋ねた方が効果的なこともある。
b 抑うつ状態を打開するための対応ではないだろう。
c 希死念慮の話題について、傾聴することが効果的なこともある。
d 楽しかった過去の話についても傾聴することで、患者の心が晴れることもある。
e 正しい。辛いことが数多くあると、何から対処してよいかわからなくなり、抑うつ状態が惹起されることは往々にしてある。辛いことを数え上げ、優先順位をつけることで対処しやすくなり、何より患者本人の気が楽になることもある。が、人によっては辛いことを数え上げることで苦痛が増幅される可能性もあるだろう。そこはもう、十人十色で正解などない。個人の感性の違いが如実に現れるところでもあり、正答率は90%程度となった。

正答率:91%

テーマ:終末期がん患者の抑うつ状態への対応

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