118B42

治療で適切なのはどれか。
新鮮凍結血漿の輸血
50%ブドウ糖の静注
生理食塩水の点滴静注
アルブミン製剤の点滴静注
分岐鎖アミノ酸製剤の点滴静注

解答: e

118B42の解説

【選択肢考察】
a 凝固因子の補充に有効。本患者ではPT-INRが基準値内にあるため、必要ない。
b 低血糖の治療に有効。
c 血圧104/64mmHgからは生理食塩水の必要性を感じない。
d 確かにアルブミン値は低いも、低アルブミン血症による諸症状(浮腫など)がみられているわけではないため、必要ない。
e 正しい。進行した肝硬変ではFischer比(分岐鎖アミノ酸/芳香族アミノ酸)が低下し、これが血中アンモニア濃度の上昇につながる。分岐鎖アミノ酸製剤を補うことで肝性脳症の進行抑制を図りたい。

正答率:66%

テーマ:肝性脳症の治療

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