117F1

Tリンパ球機能低下による日和見感染症でないのはどれか。
粟粒結核
食道カンジダ症
肺炎球菌性肺炎
ニューモシスチス肺炎
サイトメガロウイルス感染症

解答: c

117F1の解説

【プロセス】
Tリンパ球機能が低下すると、ウイルスや真菌に感染しやすくなる。一方、Bリンパ球機能が低下すると、細菌に感染しやすくなる。むろん例外はあるが、この原則論を押さえておこう。正直、本問に限っては「Tリンパ球機能低下による」にはあまり意味がなく、AIDS指標疾患に含まれるような典型的かつ有名な日和見感染を除外していけば正解が残る。

【選択肢考察】
a 結核菌は細菌に分類されるが、特殊細菌であるため、Tリンパ球機能低下の影響を受けやすい。
b 食道カンジダ症は真菌感染症であり、かつ有名な日和見感染症である。
c 誤り。肺炎球菌は一般細菌であり、Tリンパ球機能低下の影響を受けにくい。
d ニューモシスチス肺炎は真菌感染症であり、かつ有名な日和見感染症である。
e サイトメガロウイルス感染症はウイルス感染症であり、かつ有名な日和見感染症である。

正答率:96%

テーマ:Tリンパ球機能低下による日和見感染症

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