117E46

搬入時に再度施行した鼻咽頭ぬぐい液を用いた新型コロナウイルス〈SARS-CoV-2〉抗原定性検査は陰性だった。
次に行うべき最も優先度の高い検査はどれか。
新型コロナウイルス〈SARS-CoV-2〉PCR検査
インフルエンザウイルス迅速抗原検査
アデノウイルス迅速検査
マイコプラズマ迅速検査
RSウイルス迅速検査

解答: a

117E46の解説

【プロセス】
抗原定性検査は偽陰性をきたすことがあり、陰性であっても、確実に否定することは出来ない。定量検査やPCR検査を追加する必要がある。

【選択肢考察】
a 正しい。上記の通り。
b 症状からインフルエンザを否定することはできないため、臨床現場では行われることもある。が、特に「冬季」といった条件指定もなく、COVID-19という出題当時に世間を賑わせていたホットなトピックが展開されている中、敢えてインフルエンザに話を展開する必然性はなく、問題慣れしている者であれば近寄らない選択肢である。
c 「眼球結膜とに異常を認めない」という記載があり、アデノウイルス感染は考えない。
d 乾性咳嗽と呼吸困難は矛盾しないが、マイコプラズマは若年者の非定型肺炎をきたしやすいため、56歳でCOVID-19やインフルエンザをさしおいてまで考慮するものではない。
e RSウイルスは小児の急性細気管支炎の原因となりやすい。成人が感染しても症状に乏しく、自然軽快することが多い。

正答率:80%

テーマ:【長文2/2】新型コロナウイルス〈SARS-CoV-2〉の抗原定性が陰性だった際に次に行う検査

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