117E21

患者の服薬アドヒアランスを向上するための医師の行動として適切なのはどれか。
処方日数を長くする。
薬の飲み忘れを叱責する。
副作用の説明を省略する。
内服回数を可能な限り分割する。
疾病や治療についての患者の理解を確認する。

解答: e

117E21の解説

【選択肢考察】
a 処方日数を長くしてしまうと、通院間隔も長くなり、効果判定や残薬の把握などが困難になる。医療者による適切なフィードバック無しには患者の服薬アドヒアランスも向上しにくい。
b 叱責されたら誰しもモチベーションが低下するだろう。
c 副作用の説明も省略せずに行いたい。
d 1日に何度も薬を飲まねばならないのは苦痛である。飲み忘れも増えるだろう。むろん薬剤の添付文書的に適正な分割なら仕方ないが、可能なのであれば処方をまとめ、内服回数は減らしたほうがよい。
e 正しい。「どうしてこの薬を飲まねばならないのか」について適正な理解をすることで、服薬アドヒアランスは向上しやすい。

正答率:100%

テーマ:患者の服薬アドヒアランスを向上するための医師の行動

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