117D9

家族性高コレステロール血症〈FH〉で最も認められるのはどれか。
角膜混濁
扁桃腫大
赤血球の変形
手掌線条黄色腫
アキレス腱の肥厚

解答: e

117D9の解説

【選択肢考察】
a 角膜混濁はFabry病などでみられる。
b 扁桃腫大はタンジール病などでみられる。
c 変形赤血球は鎌状赤血球症などでみられる。
d 手掌線条黄色腫は家族性III型高脂血症でみられる。
e 正しい。FHではアキレス腱の黄色腫により肥厚をみる。知識以前の話だが、長年国試の作問を見ていると、他選択肢に「手掌線条黄色腫」とあるにも関わらず、本選択肢を敢えて「アキレス腱黄色腫」と示していない(つまりわざと回りくどい表現をしている)時点で、「手掌線条黄色腫」がバツ、「アキレス腱肥厚」がマル、と予想がつく。出題者の手の内で踊ってはならない。出題者を踊らせるくらいの心持ちで国試当日、試験に臨むのが理想だ。

正答率:84%

テーマ:家族性高コレステロール血症〈FH〉の症候

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