117C73

呼吸状態の急性増悪に対し、抗菌薬とともに用いる薬剤として適切なのはどれか。
NSAID
β2刺激薬
アルブミン製剤
抗ヒスタミン薬
テオフィリン薬

解答: b

117C73の解説

【プロセス】
COPDの急性増悪時には抗菌薬、気管支拡張薬、そして副腎皮質ステロイド薬の全身投与が有効である。「抗菌薬とともに用いる薬剤」が問われており、かつ選択肢に副腎皮質ステロイド薬が存在しないため、気管支拡張薬を選ぶ運びとなる。

【選択肢考察】
a 抗炎症薬である。
b 正しい。短時間作用性のβ2刺激薬を投与する。
c 確かに低アルブミン血症があるも、これは低栄養によるものであり、浮腫など低アルブミン血症による症状がみられていない現時点では不要。そもそも「呼吸状態の急性増悪に対し」と条件付けされているため、正解にはならない。
d アレルギーなどに有効。
e テオフィリン薬も気管支拡張薬の1つであるが、短時間作用性のβ2刺激薬が第一選択となる。

正答率:94%

テーマ:【長文2/3】COPD急性増悪の治療薬

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