116F75

40歳の経産婦(4妊3産)。妊娠14週、下腹部痛と性器出血を主訴に来院した。腟鏡診で腟内に胎胞を認めたため入院した。入院後腹痛が増強し、胎嚢に包まれた状態で児を娩出した。児の体重は60gであった。

診断と死産届の組合せで正しいのはどれか。

早期流産 --------- 死産届不要
早期流産 --------- 死産届必要
後期流産 --------- 死産届不要
後期流産 --------- 死産届必要
早産 --------- 死産届不要
早産 --------- 死産届必要

解答: d

116F75の解説

【プロセス】
①40歳の経産婦(4妊3産)
②妊娠14週に下腹部痛と性器出血
③胎嚢に包まれた状態で児(60g)を娩出
☞②③より後期流産である(妊娠12週未満が早期流産、12 週以降が後期流産)。③から完全流産とも言える。妊娠12週以降の児が死亡して娩出された場合を死産と呼び、死産届が必要となる。ゆえに「後期流産、死産届必要」の組合せが正しい。

正答率:54%

テーマ:流産の分類と死産届の必要性

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