116E6

腹部診察所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。

筋性防御 --------- 急性膀胱炎
Murphy徴候 --------- 急性胆嚢炎
下腹部腫瘤 --------- 尿管結石
腹壁静脈怒張 --------- 腹部大動脈瘤
鼠径リンパ節腫大 --------- 停留精巣

解答: b

116E6の解説

【選択肢考察】
a 筋性防御は腹膜炎にてみられる。膀胱は骨盤内臓器であり、腹膜炎の原因とはならない。
b 正しい。右上腹部を圧迫したまま深吸気をさせると痛みのために呼吸が止まる現象。急性胆嚢炎にてみられる。
c 尿路結石により水腎症が出現した場合に腹部腫瘤をみることがあるも、それは上腹部である。下腹部ではない。
d 腹壁静脈怒張は肝硬変などでみられる。動脈疾患では認めない。
e 精巣腫瘍では鼠径リンパ節転移により、鼠径リンパ節腫脹をみることがある。停留精巣はリンパ節転移する病態ではないため、認めない。

正答率:99%

テーマ:腹部診察所見と疾患の組合せ

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