116E25

アナフィラキシーの患者に対する病歴聴取で最も必要性が低いのはどれか。

アトピー性皮膚炎の合併
直近の食事の内容
蜂に刺されたこと
食後の運動
内服薬

解答: a

116E25の解説

【選択肢考察】
a 誤り。たしかにアトピー性皮膚炎の既往があった場合、I型アレルギーの背景が想定される。が、「アナフィラキシーの患者」と出題されている以上、すでにアナフィラキシーを発症してしまっていると考えられる。この時点で今さらリスクを評価しても、喫緊の治療には役立たない。むろんアトピー性皮膚炎とアナフィラキシーに全く関係がないわけではないため、試験問題としては何とも選択しにくい。そのためか正答率は80%強と必修問題にしては低かった。他選択肢との兼ね合いから総合的に消去法でアプローチするしかないだろう。
b 直近の食事内容からアレルゲンを絞り込むことができる。
c 過去に蜂に刺されたことがある者は、感作されているため、2回目以降の刺傷にてアナフィラキシーを呈しやすい。
d 食物依存性運動誘発アナフィラキシーの除外に必要な情報だ。
e 薬剤性のアナフィラキシーの除外に必要な情報だ。

正答率:84%

テーマ:アナフィラキシー患者に対する病歴聴取

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