116E23

医療面接について誤っているのはどれか。

非言語的コミュニケーションは医療情報の収集に必要である。
感情面に対応した応答は信頼関係の構築のために必要である。
システムレビューを行うと家族歴についての情報が充実する。
解釈モデルを把握して対応することによって患者満足度は高まる。
患者教育が十分に行われると治療へのコンプライアンスが高まる。

解答: c

116E23の解説

【選択肢考察】
a 視線や身振り手振りといった非言語的コミュニケーションも適宜、情報収集に活用する。
b 相手が今どのような気持ちなのか、を診察中に慮ることで自然と信頼関係が構築される。
c 誤り。主訴と関係のない症状を含め臓器系統別にくまなく病歴を聴取するのが、システムレビュー〈review of systems〉だ。家族歴の聴取をするわけではない。
d 患者自身が病態についてどう考えているか、が解釈モデルだ。本人の考えを尊重しつつ医療面接を進行させることで、患者満足度は高まる。
e 患者自身が自己の病態についての理解を深め、治療の意義に納得することで、円滑にプロセスを進めることができる。

正答率:93%

テーマ:医療面接について

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