116D4

先天性副腎皮質過形成症の維持療法中に発熱を呈した場合、初期対応として適切なのはどれか。

水分制限
抗菌薬投与
利尿薬静注
糖質コルチコイドの増量
グルコース・インスリン療法

解答: d

116D4の解説

【プロセス】
先天性副腎皮質過形成は糖質コルチコイドや鉱質コルチコイドの産生不足により、時に生命の危機に至りかねない病態である。今回の設問設定では維持療法中に発熱を呈したとのことで、糖質コルチコイドが不足している状況と考えられる。そのため、これを増量するのが第一手となる。

【選択肢考察】
a むしろ水分補給が必要となる。
b 細菌感染ではないため、無効。
c むしろ水分が不足する傾向にある。利尿薬は逆効果。
d 正しい。上記の通り。
e 高カリウム血症の治療である。

正答率:90%

テーマ:先天性副腎皮質過形成症の維持療法中に発熱を呈した場合の初期対応

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