116C19

毒性物質の負荷量と毒性が発現する確率を示した図を別に示す。

1日摂取許容量の計算に必要な負荷量はどれか。

解答: b

116C19の解説

【プロセス】
1日摂取許容量〈ADI〉とは、ある物質について、人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても、健康への悪影響がないと推定される1日当たりの摂取量を指す。

【選択肢考察】
a ①ではそもそも負荷すら行っておらず、当然毒性は発現しない。「何もしていない」状況であり、特定の指標の計算に用いられる類の量ではない。
b 正しい。②は毒性が発現し始める可能性のあるギリギリの負荷量であり、無毒性量〈NOAEL〉と呼ばれる。これ未満であれば、生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても、健康への悪影響がないと推定される。
c ③は②と④の間にあり、少し負荷して少し毒性発現確率がupした状態。特に呼称はない。
d ④は対象の半数に毒性発現が予想される負荷量であり、50%中毒量〈TD50〉と呼ばれる。
e ⑤は対象の全数に毒性が発現する負荷量。

正答率:66%

テーマ:1日摂取許容量の計算に必要な負荷量

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし