116C1

在宅医療を想定している患者・家族への説明で適切なのはどれか。

胃瘻の造設を行ったので経口摂取は控える。
中心静脈栄養法での輸液中は体動を制限する。
仙骨部の褥瘡拡大防止のため円座を使用する。
男性では膀胱留置カテーテルを下腹部に固定する。
気管切開による人工呼吸療法のため入浴はできない。

解答: d

116C1の解説

【選択肢考察】
a 胃瘻造設後も経口摂取は可能である。
b 種類によるが、中心静脈栄養下でも外出や入浴が可能である。
c 円座を使用することで、周囲の軟部組織を円座の輪の狭い範囲で支えることになる。そのため仙骨部周囲が局所的に圧迫され、褥瘡リスクをむしろ高めてしまう。ゆえに褥瘡予防に円座の使用は非推奨とされる。
d 正しい。男性の下部尿道の解剖学的特性上、陰茎を上向きにし、カテーテルを下腹部に固定するのが適切である。
e 介助や装置の使用により、気管切開による人工呼吸中も入浴は可能。

正答率:71%

テーマ:在宅医療を想定している患者・家族への説明

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