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【ポイント】
本文の検査所見に記載があるのは総コレステロール〈TC〉、トリグリセリド〈TG〉、HDLコレステロール〈HDL-C〉のみ。しかしながら選択肢にはLDLとVLDLも含まれており、悩ましい。

まずはFriedewaldの公式を用いてLDLコレステロール〈LDL-C〉を算出しよう。TC＝LDL-C＋HDL-C＋TG/5より、LDL-C＝264−34−212/5＝187.6。基準値140を超えているため、LDLは増加と分かる。

VLDLコレステロールはTG/5で推算される。ゆえに具体的な値を代入するまでもなく、高TG血症の患者では高VLDL血症とも言えるのだ。

以上まとめるに、LDLとVLDLが増加している（HDLは低下している）。