その後、努力呼吸と舌根沈下が出現したため気管挿管を行った。CT検査に向かう準備をしていたところ、急にSpO2が70%となった(6L/分酸素投与下)。意識レベルはJCS III-100。脈拍52/分、整。収縮期血圧50mmHg、拡張期血圧は測定不可。瞳孔径は右3mm、左3mm。対光反射は正常である。左前胸部に皮下気腫が出現した。聴診では左の呼吸音が消失し、打診で左前胸部に鼓音がみられる。再度行った迅速簡易超音波検査〈FAST〉では心嚢腔、胸腔および腹腔内液体貯留はみられない。
直ちに行うべき処置はどれか。